二章 始まり

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ピチャン… 冷たい水の粒が咲也の額にあたる。 それに目を覚ます。 「ここはどこなんだ?」 そこは、酷くボロい畳の十畳程度の部屋のベッドで寝ていた。 「…ッ痛!」 後頭部がずきずきと痛む。 校門を出る時に何者かに固くそして頑丈な物で殴られたからだ。 ベッドから少し体を起こし考え込む。 「俺は…確か…校門を出て…それから………それから……この先がどうしても思い出せない。」
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