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琢磨「な、なんなんだよ…この世界…」
一人の少年が瓦礫の街に立っていた…
街は荒れ果て、人一人居なかった…
少年は年齢にして17、8くらいであろうか?
まだ幼さが残る顔であった
琢磨「どうなってやがるんだ…、いきなり夢に変なおっさんどもが現れたとおもったら…。ここ日本なのか??」
琢磨は周りを見渡す
誰かに尋ねようにも誰も居ない
琢磨はため息をつく
そしてとりあえず人を探すために移動を開始する
数時間後…
琢磨は一つの集落を見つける
琢磨は人がいるかもしれないと期待に胸を躍らせ、走り始めた
琢磨「すいません!!誰かいませんか??」
琢磨は大声で叫ぶ
「誰じゃ!?」
琢磨の声に返事が返ってくる
琢磨「!?やった!!人だ!!」
琢磨は後ろから聞こえた声に振り向く
そこに居たのは…
2メートル近くある風貌
そして黒く艶のあるひげを蓄えた巨漢であった
琢磨は少しビビリながらもやっと見つけた人間だと思い勇気を振り絞る
琢磨「あ、あの…ここはどこで…」
「人にものを尋ねる時は名くらい名乗ったらどうなのだ?小僧…」
男は琢磨を見下ろしながら言う
琢磨は更にびびりつつも、相手の言うことは最もだと思い名を名乗る
琢磨「俺…山田琢磨(やまだたくま)です…」
関羽「ふむ、山田琢磨か、ワシは関羽(かんう)字(あざな)は雲長(うんちょう)!兄じゃ…劉備(りゅうび)様のお仕えする武人じゃ!」
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