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「……」
「君はあの後自殺を図った、一命は取り留めたが、一部の記憶が消えてしまってな、だが、夢で思い出してきていることが分かった」
「……もういい、会わせろ」
「…君は禁固二十年だ」
「じゃあ何で…何で助けたりしたんだよ……クソ野郎…何で……」
「君を助けたのは、亜苅さんだ」
「……亜苅…」
そうか、亜苅が…
そう、だ…俺には生きる理由がある
二十年我慢して亜苅に会うんだ
亜苅、亜苅、亜苅
「亜苅に会いたい」
「亜苅さんは君が殺した」
「………?」
「現場にあったのは、イジメていた奴らの死体としに損ねた君、
そして亜苅さんの死体だ」
「……俺」
「亜苅は絞殺だった、君が首を絞めて殺した」
「記憶にない……俺じゃない!!!」
「君はまだ全ての記憶を取り戻してない」
「違う!」
「君は亜苅さんを殺した後数々の人を殺したんだ」
「やってない!俺はやってない!!!…ああ、あああ、うああああああぁぁあぁあああぁぁぁああああああ!!!!」
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