夢のプロへ

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数日後、田浦がN高校を訪れた、いわゆる「指名あいさつ」。 大地は率直に田浦に聞いた。 「なぜ自分なんかを指名したのですか?」 「バッターに向かう姿勢、それに将来性を感じたんだ。」 確かに彼はマウンドでは誰にも負けないという気持ちはあった。そこを見抜いてくれた田浦に感謝の念を表した。 「背番号は三桁だけど、うちのチームでは松本や山口などが育成出身で活躍している。君も是非頑張ってくれ。」 「はい!」彼は元気良く答えた。
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