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そんな父を見ていると胸が痛み出す。
和やかに時間が流れて、食事の準備の為に母と私は台所にいく。
台所で母がいった
「詢子。佐渡さんとはどうなったの?」
仲良し親子な私たち
なんでも打ち明けてきた
脩平とのことだって話をしてきた。
結婚費用くらいなんとかしてやるという親だったけれど、結婚式費用くらい自分たちで貯めたいと断っていた。
逐一状況を説明していた。
「・・・・あー・・・別れた」
母が包丁の手を止めて
「ずいぶんあっさりしてるのね。・・・・まぁいいわ、詢子が幸せなら」
にっこり笑っていった。
先週、脩平のことを電話で話をしたから、混乱しているのだろう。
それでも特に突っ込むことなくつきあってくれる両親に胸が痛い。
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