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「・・・・脩平」
「久しぶり、ちょっと横座ってもいい?」
以前好きだったのに、驚くぐらい自分でも冷たい気持ちしかわかない
「待ち合わせしてるんだけど」
立ち上がって歩きだそうとすると、腕をつかんできた
「もうあいつとはあのあとすぐに別れた!俺が間違ってた!連絡つけようにも携帯もつながらないし、引っ越ししてるし・・・!」
・・・・・何言ってるの、、この人・・・
「ごめん!!もう一度やりなおしたい。結婚もやっぱりおまえとじゃなきゃダメだ・・!」
腕を引き寄せられて、抱きしめられる
胸が高鳴るどころか、嫌悪感さえ感じてくる
「離して!・・・」
怒りの感情が口から出そうになったとき
私の口をそっと覆う手が。
「いい加減、俺の妻を離してくれない?」
祐弥がそこにいた。
「な・・・っ!?誰だよ、おまえ!妻って・・・はぁ!?」
と驚いた様子の脩平
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