6人が本棚に入れています
本棚に追加
何年かが過ぎていった。
僕はガーランドの下で、
望まない働きをしていた。
………この僕が、あんな奴の為に、どうしてこんな事をしているのだろうか?
毎日毎日、疑問に思っていた。
僕はボクの為に居て、
ボクの為に生きているんだから
テラの復活の為に、だと?
この老いた星を守る為に生きる事など、何の意味がある?
ガーランド………
僕は誰かの為に居るんじゃない
僕自身が、やりたい事をやる為にいるんだ。
敷かれたレールの上を歩くなんて、つまらない事この上ないと思わないのか………?
…………。
だから、僕はいつも
ガーランドを軽蔑するような瞳で見ていたんだ。
そして、
僕の運命の歯車は突然
狂ったように激しく廻りだす事になるのだった………。
最初のコメントを投稿しよう!