運命の子

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僕より優れているという この子供の存在が そして何よりも、僕を馬鹿にしたガーランドを。 いつか殺してやりたいと、 強く願った。 まず簡単そうなジタンを 先に殺そうとしたが、思っていたよりガーランドの守りが固い ……おそらく、僕がジタンに 手を出させないために。 「……」 見れば見るたびに憎悪の念が沸いてくる。 この、幼い無垢な瞳を。 「ジタン、僕は君がキライだ。 今は自由に羽根を伸ばす事を許すけど、いつか君から必ず… その羽根をもいであげるよ。 せいぜいそれまで自由に生きるがいいさ。」 ………でも、いつか…… いつか君を消してやるさ…
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