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第二次大戦終結から60年が経った現代、西暦2005年。
アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス。
24歳のイヴリン・ホルトは祖父の3度目の命日で墓を訪れていた。
イヴリン:今日はまたパターソンさんの所に行って来るね。
彼女は祖父の墓に花を置くと、病院に向かった。老齢化により、車椅子生活を余儀なくされているジミー・パターソンの元を訪れた。
イヴリン:パターソンさん、私はイヴリン・ホルトです。今日は祖父の日記についてお話を伺いに来ました。
パターソンは87才になっていたが、頭はまだハッキリしていた。
パターソン:ウィリアムとエドワードがいなくなって、あの戦争の事を知っているのは私だけになってしまった。
イヴリン:祖父の日記は1944年6月6日から始まってるんです。
パターソン:6月6日、そう、あれは忘れもしない。Dデイだ。
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