大切だから…

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「始めは大嫌いだった…。今も“好き”にはなれねぇ。 …けど、それを言ったら今、こうしている時間も“嫌い”ってことになっちまうだろうが。それに…。」 そこまで言いかけてやめる犬夜叉。 「“それに”何?」 「何でもねぇっ///。」 真っ赤になりながら顔を反らす犬夜叉。 「え~そこまで言いかけたなら教えなさいよ~っ。」 「絶対、言わねぇっ!///。」 このやりとりは夜が明けて仲間が起きるまで続いた。 それに…それに、朔の日だけはいつもよりかごめの前では素直になれるから、なんて恥ずかしくて言えやしない。 これからも… この先もずっと…。 END
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