大切だから…

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すると、七宝がかごめの肩に乗って小声で言った。 「もしや…犬夜叉は日暮れまでに着きたいのでは?今宵は朔の日じゃ。」 「「「あ。」」」 かごめ、弥勒、珊瑚の声が重なる。 「もうっ。素直じゃないんだから。」 「しかたないですな。 もう少し奴のために頑張りますか。」 「だね。」 今日が朔の日と分かり、体力を振り絞る三人。 しかし、その努力も虚しく森の中で朔を向かえてしまった。 こうなると、下手に動くとかえって危ない。 今宵はその森で野宿することとなり、今に至るのだ。
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