人としての

時間

夢の中。

視界が鮮明な夢もあれば、理解し難い複雑な夢だってある。

夢、様々。

実は夢の中にいる時間こそが、本当の時間なのではないだろうか。

今こうして食事をしている緩やかな時の流れの世界は、夢の中の本物の自分が見ている夢なのではないだろうか。

だとしたら、どちらも夢。

だとしたら、どちらも現実。

本物の自分は二人いて。

本物の時間軸は二つあって。

詰まるところ、真実は二つ。

誰かさんの猫箱理論も捨てたもんじゃない。

誰かさんの多世界解釈も捨てたもんじゃない。

でも実際のところ。
夢から覚めると急に｢現実｣を見てしまうんだよなあ。