プロローグ・ハジマリの村編

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テクテク……… 勇者「…おい。飲んだくれ」 格闘家「すぴー……」 勇者「……起きろっての!」グッ ボカッ! 格闘家「がぁッ!?」 勇者「おはようございます。クズ野郎」 格闘家「な、にゃにしやがるぼけぇんこなすぅ!くじゅやろぉだとお!?」 勇者「うわ。呂律回ってねぇし」 格闘家「んにゃ……?ちょっと待てよ…?」ゴシゴシ 格闘家「…………」ジー 勇者「………ん?」 格闘家「………」 格闘家「…お前、もしかして勇者か?」 勇者「ああ、そうだけど。お前なんかとは違う勝ち組だぜ勝ち組」 格闘家「そうか…話には聞いていたが…お前があの魔王を倒すっていう…」 勇者「倒すのは俺じゃなくて幼なじみだろうけどな。あいつ一番強いし。まあ俺には劣るだろうけど、生まれながらのエリートってやつだよ」 格闘家「………ああ、わかった。しょうがないから俺も仲間になってやるよ。俺もそこそこ強いんだ」 勇者「えー…底辺とー…?」 格闘家「ごちゃごちゃ言ってんじゃねぇ!!有り難く思えよな!」 勇者「はぁ…めんどくさいツンキャラだな…。女じゃなかったら即ハブいてるぜ」 勇者「………」テクテク 格闘家「…………」
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