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ばぁちゃんは日本舞踊の先生で父は東急デパートの部長さん。
母は僕が出来る前まで、麒麟ビール本社、社長秘書と輝かしい成績をもつ家族であった。僕はその中で生まれた長女。
何せ裕福なんだか、本人はそんな事一つ気にしてなかった…。
まぁ～小さいうちはそんなもんだろう……。
僕が生まれる日は23日と言われていた。
10日ほど早く陣痛がきて、母は自力でバスに乗り病院に行ったという…
僕が生まれた時の体重は2350㌘やや小さめだった……。
母はすぐさま父、祖夫母、義祖父母に連絡。
産まれるまで時間がかかったそうだ。そのせいか、ばぁちゃんは、仕事に遅れそうだったとか……。
僕は正月に来る親戚皆にそう聞かされるのだ…
僕が生まれた時は大変だったと…
そんなの覚えてる訳ないのに……。
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