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男はそんな千夏を横目に川に手を入れた。
パキパキッ
「っ!!」
千夏は自分の目を疑った。
先ほどまで緩やかに流れていた水は勢いを止め、まるで…
「凍りついてる…」
男は千夏に視線を向けると。
「どうしたんだい?助けなくてもいいのかい?」
そう言うと軽く微笑んで見せた。
千夏は男を睨みつけ、もう一度川に目を向ける。
「お母さん、お父さん私をお守りください」
小さく呟くと、軽く胸に手を当て一呼吸した。
そんな千夏を見て、男は背を向けると軽く手を挙げて。
「悪いね君らと遊んでる時間はこれ以上ないんだ」
そう言うと帰ろうと足を進める。
次の瞬間!
バシャンッ!
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