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長老が用意してくれた宿で日が暮れるのをまっていた。
今日は拝火祭だと言う。
夕方から村の外れの祠で行われる古い宗教行事だそうだ。
一人で時間を過ごすことで、自分の置かれた状況がだんだんわかってきた。
まず、地震のあとここにいたこと、
ここが地球ではないこと、
そして、帰り方がわからないこと。
最悪。
しかし、どこか安っぽいRPGのような話しに、まだ信じられず、現実味を見いださせられずにいた。
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