第一章

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土のにおいと木々のざわめきが聞こえる。 気持ちのいい澄んだ空気が肺に染み渡る。 眼を閉じたままでもわかる。 ここは、森。 森…… ………森⁉‼ 急いで跳び起きた。 周りを見渡すがやはり森。 「……なん‥で?」 訳がわからない。 「キャー‼‼‼」 「‼‼‼」 近くで叫び声がした。 自分のこともまだ把握していないのに、僕は持ち前の正義感で走りだしていた。
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