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「夜ってどうして不安になるんだろうね?」
目覚めてからの第一声。
夜や外の様子を知らせる窓なんてひとつもないけど、オレは分かるんだ。
なんとなく不安だから夜って気がするだけだけど。
でもきっとそうなんだ。
知らぬ間に解かれていた縛りの紐の跡を隠すように、ぎゅっと自分を自分で抱きしめた。
兄さんを思い出すように。
「兄さん…助けて。」
でも
オレは兄さんが、今幸せそうに星を見て笑っていてほしいと願っている。
Let the chips fall where they may
それがどんな結果になろうがかまわない
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