越後の龍と会う

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しばらく歩いた、慶次と孫一はやっと上杉謙信の城へとついた。 -春日城- 「慶次、ただいま戻りました」 「よくぞ、お帰りなさった。そちらは?」 「はい。私は雑賀村の雑賀 孫一と申します。わけあって、慶次殿とご一緒させていただきました」 「そうか。慶次、大変な事がおきた」 「信長が死んだ事か?」 「違う、武田勝頼が攻めてきた。」 「本当か、謙信公。こりゃ策をねらねばならんな」 謙信と家臣達は、策を考えはじめた。 その頃、武田勝頼は屋敷内で家臣と話していた。 -信玄の屋敷内- 「若殿。是非、謙信公の戦には前線で戦わせて下さい」 「う~ん、ダメだ幸村。お前は、後ろの方の陣だ」 「で、でも・・・」 「出過ぎた真似だぞ。まだ、戦を知らなさすぎだ」 「失礼します、若殿。上杉から使者が来られました」1人の兵士が言った。 「分かった、通せ」
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