二十二話「懐かしき出逢い?謎の龍グラウス」

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月じゃないらしいんだよ。」 興奮すると机を小さく拳で叩く彼の癖が出る。  「ぇえ? (まさか・・・ また・・・ 何かが起こる・・・?)」 半年前の戦いが再び脳裏を過(よぎ)る。  「え、流鏑馬、何か知ってるの?」 と祐也。  「それが、部分食らしい、ってことしか判らないんだ。取り敢えず、観てからだね。今回の日食に就いてものを言うのは。」 腕組みをする正太郎だった。  然してSHLが終わると、生徒が第一グラウンドに集まった。皆、太陽を隠す物体が月では無いと言うことからなのか、迚もざわついている。京都は正太郎を踏まえた四人で来ている。  「間も無く、日食が行われます。」 と全校生徒に放送すると静粛にする生徒。 目の上に手を置き、辛うじて観ていると、始まった。  「(うぉ~・・・。)」 目を大きく開く京都。少し太陽が欠けただけで容易に太陽を見ることが出来た。 4  其の頃、宇宙ではグルチェスとサーラが月の上で座って居た。
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