二十二話「懐かしき出逢い?謎の龍グラウス」

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こと知らな―」  「お、そろそろ日食が終わる。では御暇(おいとま)するよ。」 そう告げて、襲い掛かって居るシャディオンを戻すと、飛んで行ってしまった。  「大変だ・・・。」  「早く京都達に伝えなくちゃ!」 5  日食を観終えた此方では  「日食、何か重なった後過ぎるのが早かったね~。」 京都が正太郎に言った。教室に戻る生徒達。武と祐也は後ろで話している。  「やっぱり、月じゃ無いって所にあるんだよ・・・。」  「だね~。 あれ・・・。」 と足を止める。  「あたっ・・・。安城、急に止まるなよ。どうした?」 祐也がぶつかると同時に四人全員が止まる。  「ねぇ。あんな所にあんなの在ったっけ・・・?」 京都は遠くの方に在る巨大なサーカステントの様なものを指差す。  「あっ。」  「ほんとだ~・・・。」 と三人。 すると次は、京都のポケットに長いバイブレータが響く。  「あ、電話だ。ごめん。先に行ってて。」  「おぅ。」 祐也の返事で三人が歩き出す。
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