4人が本棚に入れています
本棚に追加
こと知らな―」
「お、そろそろ日食が終わる。では御暇(おいとま)するよ。」
そう告げて、襲い掛かって居るシャディオンを戻すと、飛んで行ってしまった。
「大変だ・・・。」
「早く京都達に伝えなくちゃ!」
5
日食を観終えた此方では
「日食、何か重なった後過ぎるのが早かったね~。」
京都が正太郎に言った。教室に戻る生徒達。武と祐也は後ろで話している。
「やっぱり、月じゃ無いって所にあるんだよ・・・。」
「だね~。
あれ・・・。」
と足を止める。
「あたっ・・・。安城、急に止まるなよ。どうした?」
祐也がぶつかると同時に四人全員が止まる。
「ねぇ。あんな所にあんなの在ったっけ・・・?」
京都は遠くの方に在る巨大なサーカステントの様なものを指差す。
「あっ。」
「ほんとだ~・・・。」
と三人。
すると次は、京都のポケットに長いバイブレータが響く。
「あ、電話だ。ごめん。先に行ってて。」
「おぅ。」
祐也の返事で三人が歩き出す。
最初のコメントを投稿しよう!