二十二話「懐かしき出逢い?謎の龍グラウス」

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 「(サーラだ。やっぱり若しかして・・・。) もしも―」  「京都!」  「ど、どうしたの・・・?」  「また地球に危機よ!」  「ぇえ!? な、何で!?」  「今、そっちで日食が起こっただろう。」  「う、うん・・・。 唯、太陽を隠すのが月じゃない、ってことで大分話題になったみたいだけど・・・。 やっぱ其れが関係してるの!?」  「そうよ!奴等はシャディオンって言って、姿を持たないものよ!」  「ぇえ!? そ! 其れって!」  「ちょ、ちょっと!知ってるの!?京都!」  「俺の凄い好きなケータイゲームに出て来る奴だよ!」  「ぇえ!?」 と二人。すると、先生が京都の肩に手をポンと置いて言った。  「ほら、安城。早く戻らないと授業が始まるぞ。」  「あ、はい・・・。」 そして、駆け出しながら話し続けた。  「でも何でゲームの世界が!」  「前にグルチェスが言ったじゃない?創り話でも、誰かしらの悪意が有れば、現実にしてしまうって。」
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