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「(サーラだ。やっぱり若しかして・・・。)
もしも―」
「京都!」
「ど、どうしたの・・・?」
「また地球に危機よ!」
「ぇえ!?
な、何で!?」
「今、そっちで日食が起こっただろう。」
「う、うん・・・。
唯、太陽を隠すのが月じゃない、ってことで大分話題になったみたいだけど・・・。
やっぱ其れが関係してるの!?」
「そうよ!奴等はシャディオンって言って、姿を持たないものよ!」
「ぇえ!?
そ!
其れって!」
「ちょ、ちょっと!知ってるの!?京都!」
「俺の凄い好きなケータイゲームに出て来る奴だよ!」
「ぇえ!?」
と二人。すると、先生が京都の肩に手をポンと置いて言った。
「ほら、安城。早く戻らないと授業が始まるぞ。」
「あ、はい・・・。」
そして、駆け出しながら話し続けた。
「でも何でゲームの世界が!」
「前にグルチェスが言ったじゃない?創り話でも、誰かしらの悪意が有れば、現実にしてしまうって。」
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