二十二話「懐かしき出逢い?謎の龍グラウス」

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 「そ・・・ そうだけど・・・。 とにかく、早くしなくちゃ!じゃあ、何か判ったら連絡してね!」  「分かったわ。」 やがて、通話を切ると、京都は駆け出した。 6  此所は、あの京都達が不審に思ったサーカステントの中。 暗闇の中、或る一匹の女シャディオンが軽く叫んで飛んだ。  「くっくっくっくっ・・・。 人間達は気づいていな~い。」  「愚か者の人げ~ん。」  「我々が滅ぼ~す。」 次々と好き勝手に男シャディオンが叫んで飛び回ると、一体が騒ぎ始めた。其の騒ぎは丸でバーゲンをしているかの様であった。 すると  「鎮まれ~ぃ。」 声が響くと、下部達は其の上下に動く自分達の足場を速やかに下げた。  「フラスコトリオ!何処に居る。」 暗闇から出て来た先程と同じ声の主は、二足歩行の雄の牛だった。  「イステカマ様。只今参りました。」 テレポートをしたかの様に、ふとイステカマの前に出て来たのは、全身が炎の鳥人であるダイフラム
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