二十二話「懐かしき出逢い?謎の龍グラウス」

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1  此所は宇宙の或る星。  「(危なかった・・・。 仮死状態にしていて良かった・・・。)」 ふとした所から、突然赤い龍が出て来た。  「シャディオンめ・・・。 俺達の星を滅茶苦茶にしやがって・・・。 他の皆も消されて、俺だけか・・・。」 然して、宇宙へ飛び立った。  「ガーディ。 安城京都。 お前は、宇宙を流離う未来の弟。お前の力が必要だ・・・。」 そう懇願する様に呟きながら地球に向かっていた。 2  此所は夜中の日本。  「うぅん・・・。」 京都は勿論寝ていた。もう五月と言う高校二年生になって一ヶ月が経った。 すると突然、寝室の窓全体に輝かしい光が目一杯差し込んだ。  「(誰かが・・・ 呼んでる・・・。 誰かが・・・。)」 裸足で何時の間にか街中を走っていた京都。服装も寝室時と変わらないパジャマだ。  「(何だろう・・・。 此の・・・ 懐かしい様な感覚は・・・。)」 暫く走り、見知らぬ森へ歩いて入って行った。
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