二十二話「懐かしき出逢い?謎の龍グラウス」

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 「(此所は・・・ 何処・・・?)」 其の森の中は水が張っていて、丸でお伽噺(おとぎばなし)に出て来る様な所だった。 周りを見渡す。 と其の時だった!  「あっ! あ・・・ ぁ・・・。」 硬直する京都。何と、赤い龍がただずんで居たのだ。  「あ・・・ あれは・・・。」 人生最大の唖然を味わった様だった。  「あ・・・ ぁ・・・。 (かっ・・・ こいぃ・・・。 まさか・・・ 本当に会えるなんて・・・。)」 我を失い、ふらつく足取りで其の龍へ歩み寄る。 対面すると、京都はパジャマからガーディの姿に変わった。  「き・・・ 君は・・・。」 ゆっくりと手を差し伸べて名前を呼ぼうとする。  「グラうぅっ!」 突然目が開けられない程強い風が吹いた。  「此の出逢いは・・・ 秘密にして呉れ・・。」 そう小さく告げて、飛んで行ってしまった。  「ちょ、一寸待って!」 と見上げて叫んだ其の時だった。
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