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「(此所は・・・
何処・・・?)」
其の森の中は水が張っていて、丸でお伽噺(おとぎばなし)に出て来る様な所だった。
周りを見渡す。
と其の時だった!
「あっ!
あ・・・
ぁ・・・。」
硬直する京都。何と、赤い龍がただずんで居たのだ。
「あ・・・
あれは・・・。」
人生最大の唖然を味わった様だった。
「あ・・・
ぁ・・・。
(かっ・・・
こいぃ・・・。
まさか・・・
本当に会えるなんて・・・。)」
我を失い、ふらつく足取りで其の龍へ歩み寄る。
対面すると、京都はパジャマからガーディの姿に変わった。
「き・・・
君は・・・。」
ゆっくりと手を差し伸べて名前を呼ぼうとする。
「グラうぅっ!」
突然目が開けられない程強い風が吹いた。
「此の出逢いは・・・
秘密にして呉れ・・。」
そう小さく告げて、飛んで行ってしまった。
「ちょ、一寸待って!」
と見上げて叫んだ其の時だった。
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