きみの存在

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 「じゃあなー!」  「また、明日!」  帰りのホームルームも終わり  帰りの準備をし君と一緒に  学校の校門を出て、駅に向かう  お互い何も話さなかった  もう、季節は冬で  息を吐く度に息が白くなる  その寒さが余計に何だか  この微妙な空気を強める  ヘタレな俺は君の冷えた手を  握ってやることもない _
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