第五話・トラック2~良太郎?謎のサムライの正体は~

7/7
66人が本棚に入れています
本棚に追加
/185ページ
オーナー「とにかく…」 オーナーがパスを岡田以蔵の頭につける。すると1864年という数字が浮き出る。 オーナー「行きましょうか、彼の世界に」 オーナーがそう言うと食堂車を出ていく。 程なくしてデンライナーが動き始めた。 以蔵「な、なんじゃ!?」 モモタロス「デンライナーが動き始めたんだよ」 以蔵「デンライナー?黒船か?」 ウラタロス「窓から外を見てみなよ」 以蔵「う、動いてるぜよ!?」 一同「……」 幕末の人間である岡田以蔵が、初めてみる電車車内に興奮する。 コハナ「大丈夫かしら?」 良太郎「初めて見て興奮してるだけだからじきに収まるよ」 コハナ「そうじゃなくて、良太郎よ」 良太郎「え?」 コハナ「だって人斬りが沢山いるんでしょ?子供になった良太郎には危ないんじゃないの?」 良太郎「ハナさんだって子供じゃない……」 デンライナーが異世界に向かって走り出した―――
/185ページ

最初のコメントを投稿しよう!