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オーナー「とにかく…」
オーナーがパスを岡田以蔵の頭につける。すると1864年という数字が浮き出る。
オーナー「行きましょうか、彼の世界に」
オーナーがそう言うと食堂車を出ていく。
程なくしてデンライナーが動き始めた。
以蔵「な、なんじゃ!?」
モモタロス「デンライナーが動き始めたんだよ」
以蔵「デンライナー?黒船か?」
ウラタロス「窓から外を見てみなよ」
以蔵「う、動いてるぜよ!?」
一同「……」
幕末の人間である岡田以蔵が、初めてみる電車車内に興奮する。
コハナ「大丈夫かしら?」
良太郎「初めて見て興奮してるだけだからじきに収まるよ」
コハナ「そうじゃなくて、良太郎よ」
良太郎「え?」
コハナ「だって人斬りが沢山いるんでしょ?子供になった良太郎には危ないんじゃないの?」
良太郎「ハナさんだって子供じゃない……」
デンライナーが異世界に向かって走り出した―――
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