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士「なんだ?服装はこの時代のものなのに」
音也「髷(まげ)を結ってないからじゃないか?」
士「それだけでは無い気がするが…」
そう、彼等の目線は未知の物に対する恐怖というより、恐いと知っているものに対しての警戒に近かったからだ。
士「?」
すると、その時だった。道を隔てた通りから女の叫びが響いてきた。
士「なんだ!?」
士が叫び声の方に走る。するとそこには士の着ているものと同じデザインの羽織をきる集団が一人の侍を囲っていた。
???「そこまでだ。長州藩の…」
???「ククク…人間ごときが囲んだ程度で勝ったつもりでいるなよ」
???「なに」
???「斉藤さん、気をつけて。土方さんの言ってたとおりこいつらは」
斉藤「沖田くん」
集団の中心であろう二人の名字は斉藤と沖田というらしかった。
そんな二人をあざ笑い長州藩士とおぼしき男が力を込める。
するとみるみるうちに士も見覚えのある怪人に変身した。
士「ワームだと!?」
アラクネワーム「ハァァッ!」
仮面ライダーカブトの世界の敵"ワーム"に変わったのだ。
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