第五話・トラック3~幕末の世界~

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カブト「なんだ?その姿は…」 ザビー「我々と同じ"資格者"なのか?」 ディケイド激情態「まあ、そんな所だ」 アラクネワーム「貴様ディケイド!?なぜ、ここにいる!!」 ディケイド激情態「…ほう、貴様は俺を知ってるようだな?」 アラクネワーム「当たり前だ!貴様によって、我々大ショッカーは壊滅したのだからな!」 ディケイド激情態「大ショッカーが壊滅だと?!」 "壊滅"… その言葉にディケイドが違和感を覚える。確かに士は今まで、『アマゾンの世界』で十面鬼を、『Gの世界』でドクトルG・ブラック将軍を、そして『ライダー大戦の世界』でスーパーアポロガイストといった大幹部を倒してきたが、 "大ショッカー"という組織の中枢を破壊した覚えがない。身に覚えがないために違和感を覚えたのだ。 ディケイド激情態「壊滅?あの程度の損害で組織が瓦解したとは、以外と大ショッカーも大した事が無かったようだな」 アラクネワーム「あの程度だと!?全てのライダーと共闘し、地獄大使様や死神博士様を倒したあの戦いを忘れたとはいわさんぞ!」 ディケイド激情態「…あいにく記憶喪失でな。昔の事は覚えていない」 士はそう嘯(うそぶ)きながらも違和感を感じていた。アラクネワームの言った事象は明らかに自分の旅の間に起きた出来事と直感で感じたからだ。
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