第五話・トラック3~幕末の世界~

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アラクネワーム「クッ!こうなれば性能を使いこなしていない、カブトとザビーだけでも…!」 アラクネワームが三度目のクロックアップを開始する。そして、急接近してカブトの間合いに入る。 だが… カブト「ハァァッ!」 カブトのクナイガンによる素早い突きで、アラクネワームが吹き飛ぶ。 アラクネワーム「!?」 ディケイド激情態「なんだ?刃が分身して見えたが…」 カブト「秘技…三段突き」 三段突き。 超高速で突きを三連撃放つ、新選組一番隊組長沖田総司の必殺技だ。カブトの能力を超天才剣士が120%引き出しているのだ。 音也(ライダーの力は装着者の力に比例する。あのカブトと士を戦わせれば…面白くなりそうだな) 音也が不敵に笑う。 アラクネワーム「何故だ!何故、クロックアップに追いつける」 ザビー「ただ速いだけじゃ俺達には勝てない」 カブト「ましてや二回も手の内さらしたら、阿呆でも見切るよ」 ザビー「とどめだ…」 ザビーが左腕を屈し、右手を伸ばした独特の構えをする。 『RIDER STING』 そしてそのまま突進し、強烈な突きを放った。
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