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ナタネ「あっ、そうそう…これ私がどこかで読んだ話なんだけどね?」
アミカ「もう良いよ…早く帰ろう?」
私はそう言って、本を読む手を動かさないまま椅子に座っているナタネを放って教室を出ようとした。
すると、すぐにナタネの手が私の肩に触れた。どうしても帰す気はないようだ。
振りほどこうとするけど、ふりほどけない…
ナタネは、そのまま私に囁くようにそっと語った。
私は諦めて近くの椅子に座る。
ナタネ「昔々ある所に、世の中で一番平和とされる国がありました…」
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