プロローグ

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―… 【アミカ視点】 アミカ「ふーん…そんな話があったんだ…」 ナタネ「その話には続きがあって…」 アミカ「何々!?」 学校の中の一室。私はそこで戦場の話を聞いていた。 話してくれてたのはナタネ。私の幼なじみで今ではすっかり一番の親友になっている。 ナタネは目を開かせながら言う私を少しチラッと見て目をそらした。…続きが言いたくないのかな。 ナタネ「やっぱりやーめた!」 アミカ「えーっ、なんでー!?」 ナタネ「だって話したら面白くないんだもん!」 あぁ、また始まった。ナタネはいつも話を途中で終わらせてしまうクセがある。しかも良いところで。 話を作るのが好きなナタネと、それを聞くのが好きな私。お互い好きなことが逆の私達だけど、これだけでも毎日が結構楽しかったりする。
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