プロローグ

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アミカ「ふーん…分かった。じゃあ、映画の話の続きしなくて良いんだ?」 ナタネ「どうぞ♪それはアミカ自身が決めることだしね♪」 ナタネはそう言って椅子に深くもたれかかった。 ナタネが今話してくれたこと…私にとっては1人で聞くのにはもったいなさ過ぎる。もっとたくさんの人に聞いてほしいのに、ナタネは私にしか話そうとしない。 寒いと思えるくらいガンガンにクーラーがかかっているこの部屋で私は、そんなことを毎日思っていた。 アミカ「あぁ、じゃあもう話さない!」 ナタネ「はいはい。話の続きなんていつでもできるしね♪…あっ、授業始まっちゃう!」 ナタネは体制を立て直すと、机の上を急いで片付けた。私も早く席に着かないと大変な事になる。 ガタガタッとみんなが急いで自分の席に座る中、私はバレないように映画の話の続きが書いたノートをそっと机の中にしまった。
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