第3章(上)
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「はい。到着~」 急に走り出したと思ったらギンさんの足が止まった。 「は、早っ!」 もう着いたの? そう思い、辺りを見渡したが街らしき場所は見当たらなかった。 「あの森を通ったから近道になったんだよ」 ギンさんが、1歩1歩ゆっくりと前へ進む。次の瞬間、草原の他何もなかった所に大きな街が現れた。 瞬く間に目の前に出現した無数の大きな建物に、私は目を丸くしてしまった。
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