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始まりを告げる花
----桜が舞い散る校庭を見て
「…、もうこんな時期か」
と、俺は思う。
桜…それは、この世界では春に咲き、
新しい生活の始まりを
告げるもののようだ。
「この学園にも、
あと少ししかいれないようだ。」
それは、俺が三年であるからと
もう一つ理由がある。
「面白い奴がこの学園に
入ってくればいいな。」
そう言って、
俺----廻神界外(えがみ かいと)は
誰一人いない生徒会室を出て、
学校から家へと帰った。
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