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「…桜?」
辺りを見渡しても桜の木は無い。
そして、気付くと
近くには誰一人として居ない。
「えっ、守!?どこに行ったの!?」
桜が舞い散っているだけの空間。
そこは、とても静かで、
どことなくさみしくて。
ふと、前を見てみると
人が歩いてくる。
「あっ、あの!!」
とりあえず、学校の方向を
聞こうと思い声をかけた。
「…なぜ、この世界にいる?」
「えっ!?意味が…」
分からない、と言おうとしたら、
私が見ていた世界が一回転した。
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