逆襲のシャ………もじ

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「遅い!!」 やつは2時間程待っても帰って来ない。何処までも俺を馬鹿にしたやつだ。そんな時遠くの方から赤い山が近付いてくるのが見えた。 徐々に近付くにつれソレを引っ張っているのが、アイツである事がわかった。また何か変な兵器でも持ってきたのだろうか? 馬鹿が……神である俺に人間界の武器が、通用する訳無いだろう。さぁ来いここに辿り着いた時に、気がつくだろう俺に近付く度に死に近付いていたという事にな。 おかしい……奴が近付くにつれ湿疹が出来てきた。もしかして……あれは?アレなのか?あの赤い山は……蟹?痒いカユイかゆぅぅぅぅぅぅぅぅい 何という事だ。アイツは知っていたのだ。俺が重度の蟹アレルギーだという事を……何と言う卑怯なやつだ。今すぐ叩き潰してやりたいが・・・かゆすぎる。 しかたがない次は奴が海辺に居ない時を狙うしかないな…「悔しいがここは撤退する。だが忘れるなよお前の寿命がほんの少し延びただけだってことをなぁー!!」 俺は悔しさに歯を食いしばりながらも、一時撤退し仕切り直す事にした。
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