逆襲のシャ………もじ

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「うんとしょどっこいしょそれでも株は騰がりません」俺はボイルした蟹を、リアカーに載せ慎重にしかし素早くルイの待つコンボイまで運んできた。 「あれ~おかしいなぁ~誰か居たように見えたのに…」コンボイの前に誰かが居たようだったのにその姿は何処にも見えない。 「ん?何か臭うな…これは……納豆の臭いだな…あのカマキリがルイに会いにきてたのかな?」 俺は皿を創りテンコ盛りに蟹を載せると、「ルイ~蟹とってきたどぉ~」コンボイに乗り込んだ。 「あなたお帰りなさい。そんなに沢山!!凄いじゃないですか!!」ルイも目を輝かせ俺の持つ蟹見つめる。 「早速食べようか」 「今は無理です」 「え!?」 目は輝いているのに、少し残念そうに食べる事を拒否するルイ…何で?俺が困った顔をしていると 「私さっきまでアイスを食べてたんですよ。だから蟹は食べられないんです。冷たい物と蟹は食べ合わせが悪いんですよ。」
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