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「いやぁぁぁぁほぉぉぉい海だぁ~。」秋さんのテンションはどんどん上がり、昇り始めた太陽に照らされキラキラと光る海面と同じくらいに目を輝かせています。
「それじゃ海岸線沿いに移動して町を探しましょう。」私の提案にウンウン頷くと、秋さんは「そういう訳だからよろすくwwwコンボイwww」
コンボイに指示を出すとモニターを消し、何処からかプラモデルを取り出し作り始めました。メイの所で何度か目にしていたので、ぱっと見ただけで、何だかわかりました。
『がんぷら』と言うやつです。いつもなら止めますが……私もアイスが食べたいので、ちょうど良かったです。早速アイスを呼び寄せ食べ始めます。
食べ始め舌鼓をうっていた私ですが、しばらくすると何やら異臭が漂いはじめました。ここには私と秋さんしか居ないので、『がんぷら』を作っているはずの秋さんの方に顔を向けると
何か染め粉を溶かした物を使い、『がんぷら』に色をつけているみたいです。どう考えても異臭の正体は……あれですね。
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