逆襲のシャ………もじ

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早川 秋を追いかけてきた俺はついにあいつを見つけた!! あの野郎はあちこちに移動をしていたので見つけるのにも苦労した。アイツのせいで、俺はミトに大きなカリを作ってしまい……果ては朦朧とした意識のまま結婚してしまったのだ。 なんたる屈辱!!俺には心に決めた者がいたのに、人間ゴトキに計画を狂わされたのだからな。神王様のお気に入りだかなんだか知らないがアイツには消えてもらう。 またルイの家に向かいあの機械を壊してやろうとしたら、結界が張られ入れなかった。仕方なくアイツを直接叩く為にここにきたのだ。 アイツが乗っている変な乗り物が目指す先には、人間の集落があった。俺は先回りし、アイツがあの変な乗り物を降りた所を狙うつもりだ。 「来やがったな」 待ちに待った時がきた。予想通りルイは中に置いてアイツだけ降りてきた。不意打ちをかけるのは、俺の美学に反するので、名乗りをあげる。 「待っていたぞ!!早川秋…ルイをかけこの俺サクと勝負をし……」俺の言葉を無視し、走り去るアイツを呆然と見送ってしまった。 「待て俺だ!!忘れたのか!!」 追いかける俺を尚も無視し、何処かに走り去ってしまった。もしや俺を恐れ逃げ出したのでは?しかしルイを置いて行ったのだから必ずここには帰ってくるはずだ。 俺はやつが帰ってくるのを待つ事にした。
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