二章 -使い魔召喚-

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「はーい。先生ってギルドに入ってますか?入ってたらランク教えて下さい!」 「入ってますよ。私はSランクです。」 「すっげ~!あ、じゃあ先生彼氏っていますか?」 「いませんよ。って何を言わせるんですか!授業と関係ない質問はしないで下さい!」 反射的に答えたためノリ突っ込みの形になってしまい、顔を赤らめるセレナ。 その様子に、周囲からクスクスと笑いが漏れる。 「も、もう!他に質問はありませんか!」 今度は手を挙げる者はいなかった。 「え~と、授業の事とか学園についてとか聞きたい事無いんですか?」 困惑気味のセレナ。その様子を見た男子が何人か、可愛さのあまり悶えていた。 「ふう。無いようでしたら、これで終わりにします。午後の授業もここでやりますので、遅れないようにして下さいね。では解散です。」 落ち着いたセレナが授業の終わりを告げ、一旦解散となった。 「今日はメシどーする?食堂行くか?」 早速昼飯の事に話が行くラウル。 「俺は弁当作ったからな~。まあ、皆に合わせるよ。」 「あ、アタシ達も弁当だよ!」 ルークの言葉に合わせる様にティアが言った。 「うっわマジ!?俺だけかよ!」 焦るラウル。どうやら皆食堂に行くものと思っていたらしい。
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