126人が本棚に入れています
本棚に追加
「はーい。先生ってギルドに入ってますか?入ってたらランク教えて下さい!」
「入ってますよ。私はSランクです。」
「すっげ~!あ、じゃあ先生彼氏っていますか?」
「いませんよ。って何を言わせるんですか!授業と関係ない質問はしないで下さい!」
反射的に答えたためノリ突っ込みの形になってしまい、顔を赤らめるセレナ。
その様子に、周囲からクスクスと笑いが漏れる。
「も、もう!他に質問はありませんか!」
今度は手を挙げる者はいなかった。
「え~と、授業の事とか学園についてとか聞きたい事無いんですか?」
困惑気味のセレナ。その様子を見た男子が何人か、可愛さのあまり悶えていた。
「ふう。無いようでしたら、これで終わりにします。午後の授業もここでやりますので、遅れないようにして下さいね。では解散です。」
落ち着いたセレナが授業の終わりを告げ、一旦解散となった。
「今日はメシどーする?食堂行くか?」
早速昼飯の事に話が行くラウル。
「俺は弁当作ったからな~。まあ、皆に合わせるよ。」
「あ、アタシ達も弁当だよ!」
ルークの言葉に合わせる様にティアが言った。
「うっわマジ!?俺だけかよ!」
焦るラウル。どうやら皆食堂に行くものと思っていたらしい。
最初のコメントを投稿しよう!