一章 -魔法学園-

2/35
前へ
/78ページ
次へ
1000年以上前から続く大国『セレスティア王国』 この国の王都ルーデシアは東西南北に出入りの為の門があり、それ以外の場所には防壁が聳え立っている。 そしてここには世界に4校しかない魔法学園の1つ『王立アガレス魔法学園』がある。 その門の前に、肩にかかる長さの綺麗な銀髪の少年が立っていた。 「親父の言ってた学園ってここだよな。デカすぎだろ。」 少年が驚愕の呟きを漏らすのも無理はない。 正面には大貴族の館と見紛うほど大きい建物があり、左手には闘技場の様な建物がある。向かって右手には5階建ての建物が4棟並んでいる。 さらに、少年の立つ位置からは少ししか見えないが正面の建物の裏側には森が広がっている。 「とりあえず学園長に会わないとだな。………学園長室って何処だよ。」 少年は小さく溜息をつくと、学園の敷地へと入って行った。
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

126人が本棚に入れています
本棚に追加