~オノガワ ユウミ編~

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「…貴女が私を呼び出したの?」 どうやらこの古めかしい少女がアゲハらしい。 「うん、そうなの」 「貴女も願いを叶えて欲しいの?」 アゲハはとても静かに話す。今日は部活を抜け出して来たから、まだ6時ぐらいだろう。なのにこの空間だけがまるで、真夜中な感じがした。 「そう。しかもいますぐ。」 私は焦っていた。願いが叶えば心配する必要など無いのに。
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