心の闇

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三:信長様、本気で言われてるんですか? 三成が額に青筋を浮かべながら訊ねる 信:あぁ、本気だ! 信長はさらりと言ってのける 雪乃はやっと我に返って信長を見る 雪:の、信長様!私は農民です!例えどんな事情があろうとも、城にあがるなどということはっ… 信:異論は聞かん、と言った。三成、秀吉、わかったな? 三・秀:ぎ、御意! 二人は慌てて頭を垂れた 秀:雪乃ちゃん、大丈夫だよ。城だって雪乃ちゃんなら直ぐに慣れると思うから… 秀吉が優しく言う 雪乃はしばらく考え、小さく縦に頷いた 秀吉:それでは、我らは先に城に戻ります。 三:信長様、ちゃんと帰ってきてくださいね? 二人は馬に跨がり、城へと戻っていった 信長と雪乃は顔を見合わせて苦笑しあった 雪:あ、あの、一度家に帰りたいのですが… 雪乃が控え目に言う 信:おぅ!じゃあ俺も行く!両親に一言言ってからじゃないとダメだしな! 雪:……そうですね…二人もきっと喜びます 雪乃は寂しげな微笑を浮かべた
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