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信:……ん?どうしたんだ?
信長が雪乃の顔を覗き込む
雪乃はブンブンと首を横に振った
雪:ど、どうもしてません!?大丈夫です!
信:おぉ、そうか。変なやつだな……そうだ!おま…
??:……探しましたよ?信長様、秀吉様…
信長が何かを言う前に、背後から声が聞こえる
秀:…げっ、三成!
秀吉がしまったという顔をして声の方を向いた
一方信長は、知らん顔をして明後日の方を向く
三:全く、秀吉様がついていながら、いつまでほっつき歩いてるんですか?今ごろ利家がカンカンに怒ってますよ
三成と呼ばれた男は、綺麗な顔を歪ませながら秀吉に詰め寄る
雪:(ひ、秀吉君が怒られてる…)
三成の迫力に雪乃が少し後退りすると、三成はふとこちらを見た
三:おや?貴女は?
雪:あ…いや、その…
雪乃がビクビクしながら三成を見ていると、突然肩に手が置かれた
信:三成、びびってんだろうが。雪乃が泣きそうになってるぞ?なぁ雪乃?
信長は優しく雪乃の頬に触れた
雪:…ひゃ!?……あっ、えっと…
更に真っ赤になりながら言葉を探していると、三成が爽やかな笑顔を浮かべ手を握ってきた
三:雪乃殿、と言われるのですか?貴女にぴったりのいい名ですね?申し遅れました。私、石田三成と申します。以後お見知りおきを
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