☆らぶさいけでりっく

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「っ…………ん?」 痛…………くない と言うか柔らかいっていうか…暖かい? 「…おい、いつまで乗ってんだコラ」 「え?」 下から声 良く見たらこれ、蝶ネクタイにシャツ、ベストじゃない?つまり、しずちゃん俺の下敷き? 胸元に顔がある状態で、俺の手はしっかりしずちゃんの服を握り締めてた うわ……何この絵面… 想像する前に退いて、パンパンと砂埃をはたく 若干足に違和感があるけど、軽く挫いただけだろうな 「はぁ……もう帰る」 「テメッ…乗っかったの謝れコノヤロー」 「乗っかるとかいやらしいなしずちゃん」 淡々と言ってやればしかめっ面になる それに満足するけど、やっぱ足痛いなぁ… 「しずちゃん」 「あんだよ」 「足挫いた、歩けない」 「…………は?お前今帰るっつったろ」 「だって歩けないんだもの、今気付いたんだよ」 そう言えばがしがしと頭を掻いてから、盛大に溜め息を吐いた後 何やらブツブツ言ってしずちゃんは俺を背負った 「…今回だけだぞ、仕方ねえから世話してやる」 「はいはい、分かってるよ」 取り敢えず肩に手を置いて、何時もより高い景色を楽しむ事にした またもや路地表から覗く1人の女性… (うっそ―!!しずちゃんって本当にイザイザのことっ…!!これはまさにボーイズにラブッてる感じ!?) 狩沢絵理華さんは瞳を輝かせて眺めていたとか… またもうまれた勘違い、輪は広がっている模様 (うっわ、しずちゃん良い眺め!!) (煩ぇっ、はしゃぐな黙ってろ!!) +END+ 今回はギャグ要素皆無でしたね なんだこれ静臨か?今巷で流行の?←え ていうか"らぶさいけでりっく"って何(・ ・;)
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