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15分後、作業が終わり池袋
探す相手は勿論携帯の持ち主
「あ、居た…しーずちゃんっ」
「あ"…テメェ何しにっ!?」
最後まで言葉を言う前に目の前に出されたのは見覚えのある携帯
「これは…」
「もう、ダメだなぁ落とすなんて。落ちてたから拾っちゃった」
優しいなぁ俺、とわざとらしく言いながらヒラリと踵を返す
「じゃあね、シズちゃん」
「は…あ?」
呆気なく帰る相手にポカンとしながら、手にした携帯を見つめる
これがあの蚤虫野郎の手に渡ったなら無事な筈が無い…そう直感すればパカリと携帯を開く
「んな゛っ……!!」
画面は黒の背景に白い字のILove画
ハートは勿論ピンクと言うお約束に臨也の名前
固まる静雄
静まり返る周囲
重くなる空気
そして…
『しずちゃん、メールだよ☆』
止どめの着ヴォ
何故か猫撫で声という気味悪さがエンドレス
「………………」
反射でメール画面を開けば臨也からのメール
〔しずちゃんへ
ダメだよ油断しちゃ☆〕
震える肩
震える周囲
震える空気
バキャッ!!と真っ二つになる携帯
静雄は近くにあった道路標識を引っこ抜き、臨也が去った後を追うため走った
「いぃぃいざやあぁあぁぁ!!」
この騒音は新宿まで続いたらしい
(明日ってか…今日中かしらね)
+END+
あとは電話Ver.と目覚ましVer.があったとか…
突発的駄文、支離滅裂だよっ
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