妃とリュウシ

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  店内に入り、リュウシは妃と相談して、髪飾りを注文する。   「では、まずは赤い薔薇をイメージしたもの。そして、金色の髪飾り…でございますね?」   「ええ、リユの黒い髪に合うと思うわ」   「承りました」     リュウシはスッと頭を下げる。   「よろしくお願いします」      店を出ようとした時、リュウシは店内に若い男性がいるのを見つける。 茶髪で肩くらいの長さの髪を一つに結い、背が高い。      「リユ、あれは息子さんよ」   「そうなのですか」     この時は、ああ、息子がいるのか…くらいにしか思っていなかった。   だが後に、リュウシと、この息子との間にある問題が起きてしまう。     それは、少し困った、いやかなり困った問題となるのだった。   
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