序章 始まり

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マリカ「エデン教……。 こんなにも早く……。」 ケイタ「ん?? どうかした?」 マリカ「あの…。 詳しく外がどうなってるのか教えてもらえませんか? わかる範囲で大丈夫なんで。」 ケイタ「わかる事? わかる事って言っても…。 今ここは、完全に閉鎖されたって事ぐらいかな?」 マリカ「閉鎖です…か?」 ケイタ「うん。 この国は高い壁に取り囲まれていて、出入りするには、東西南北にある4つの門を通るしかないんだ。 で今はそのすべての門が閉鎖されてるんだ。」 マリカ(大変……。 教会は多分あたしがこの国にいる事を知っている。 だから逃げれないよう閉鎖したんだ。 これじゃ見つかるのは時間の問題。) ケイタ「どうかした?」 冷や汗を流し始めたマリカを心配しケイタは声をかけた。 そんな時… ガチャ エデン教徒1「失礼する。 店の者、いないのか!?」 とエデン教徒が、店を訪ねてきた。 扉から奥は見る事はできないので教徒は、店全体に聞こえる声で言った。 ケイタ「多分、エデン教の奴らだ!」 マリカ「どうしてここに!?」 ケイタ「わからない。 でも君は何があってもここに残っといて。」 マリカ「……わかりました。」 そして、 ケイタ「ここにいるぜ!」 とケイタは何故か張り切って店の奥から出てきた。 ケイタ「いらっしゃい!!今日は何の依頼でしょうか!!? …あ!お前は!!」 二人は、少々因縁があり顔見知りだったのだ。 教徒1「依頼?何の事だ? とりあえず今来たのは軽い調査のためだ。 まぁお前みたいなガキには、全く縁のない話だろうがな!」 と教徒は最後に嫌味を言った。 全く、先程からえらそうな喋り方に腹が立つ。 ケイタ「何だとー!? お前こそ、さっきからえらそうにしやがって! チョビヒゲ!!」 教徒1「チョビヒゲ!… …。とまぁここまでにしておきましょう。 私は立派な大人ですから、髭も生えないあなたのようなガキとは違うのです。 だから今回は負けとしておきましょう。 本題に戻りますが、今エデン教はある人物を探しています。 そしてそれらしき人物が発見されたので、その調査に来ました。 名をマリカ=アルメントという。」 ケイタ「!!!!!!!」
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