序章 始まり

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一方… ディン「そろそろ火の神殿だな…。 つーかさっきから、やけにエデン教の連中とすれ違うんだが、やっぱ何かあったのか…?」 ディン「すれ違うのは、恐らく、神殿の警備に当てられている奴らだろう。 でもわざわざ何のためにそこまでするのかわからない……。 まっ、気にしていても仕方ない。 俺は俺の仕事をするだけだ。」 そう言ってディンは神殿を目指した。 一方 ケイタ「君って……、精霊使いなのか…?」 マリカ「…………。」 まさにその通りだ。 そして精霊使いとは、この世界のあらゆる物などに宿っている妖精のようなものと、対話したり、契りを交わしたりする事のできる者の事を指す。 そして、全世界に一人だけしか存在しない。 その全世界に一人しかいない存在を目の当たりにしケイタは物凄い衝撃を感じている。 そしてしばらく黙った後にマリカは言った。 マリカ「ケイタさん。 あたしの依頼を聞いて下さい。」 ケイタ「依頼!?」 マリカ「あたしをこの国から外へ出して下さい。」 ケイタ「!!!??? わかった。 君が悪い人間じゃない事はわかる。 でも、とりあえず訳を話してくれねーか?」 マリカ「わかりました。」 そして二人は国の外に出る事にした。
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